蟹は甲羅に似せた穴を掘る。

日本は地政学的に恵まれ、戦乱に巻き込まれる歴史を持たない為に、穏やかな民族でいることが出来た。それを象徴する話がある。少し前の新聞に、参議院の中に、喫煙室があり、衆参両議院の議員、職員や報道関係者が喫煙していると書かれていた。

30年前、私の現役時代には,既に米海軍では禁煙が徹底していた。官舎でも、政府の施設であるので、玄関から3フィート以上離れないと喫煙できないと決められていた。ところが日本では、現在でも、少数の喫煙者に配慮して、国会内に喫煙場所が設けられている。国として禁煙という方針を掲げたのであれば、国会こそ、いの一番に禁煙を徹底すべきであるが、日本人の民族の特性としては、ドラスティックな変化は苦手でありできない。蟹と同じで、甲羅に似た穴しか掘る事はできない。 

しかしウクライナの惨状を見た今はドラスティックに変化が求められている。立憲民主党は憲法9条で国が守れるというが、そんな馬鹿な事は言っておられない。11月の参議院選挙では、岸田首相に頑張ってもらい、是非国民を覚醒させて頂きたい。 

無論、国会内は禁煙である。