命より大切なもの

エルサレムを支配するギリシャの王が、ギリシャの生活習慣や宗教を受け入れないものは死刑に処することとした。そして、母もろとも7人の兄弟が捕らえられ、王の命令で豚肉を強いられた。一人が「祖先から伝えられた聖なる掟を曲げるよりも死を選ぶ我々の覚悟がおわかりでないのか」と」述べた。王は怒り、鉄の大鍋に湯を沸かし、母と6人の兄弟の面前で、舌を切り、頭の皮を剥ぎ、両の手足を根元から切断し、煮立った大鍋に放り込んだ。2番目、3番目と最後に年老いた母も殺された。最後まで神を讃えつつ。

 

極悪非道のアンティオクス王の最後はみじめであった。恐ろしい病が彼を襲い、彼のはらわたは内から腐り始めた。悪習に堪えがたくなった時、泣き、叫びながら「ギリシャの民と平等の権利すべてをユダヤ人に与える」、と宣言し「わたしもユダヤの掟に服する。この苦しみから逃れられれば」 そして焼けるばかりの痛みの中で、悶えるだけ悶えて死んだ。

 

 

アンティオクス王とプーチンが重なって見える。