明治40年7月24日(木)

朝鮮問題と佛国 韓国における佛国の要求は只商工業に関する自由のみである

佛獨外交関係 独逸はモロッコに於いて佛国の行動を阻害する意思を全く持っていないと明言し、なお獨帝が黄人患を憂いているとの風説を否定して

米国と韓国問題 日本が韓国を占領し、これを管理しても米国は如何なる抗議も行わない。米政府が日本の韓国併吞に黙認を与えたのは、2年前にタフト氏が日本を訪問した時に起因する。

自称韓国委員 ハーグに居る自称韓国代表者はロンドンに向かった。

朝鮮問題と佛国 22日タイムス社発

パリー来電―タン新聞は韓国問題について、韓国における佛国の要求は只商工業に関する自由のみであると論評した。

佛獨外交関係 23日タイムス社発

パリー来電―独逸宰相ビュロウ公は佛国の新聞記者と面会し、独仏の関係を楽観視する融和説を披露した。独逸はモロッコに於いて佛国の行動を阻害する意思を全く持っていないと明言し、なお獨帝が黄人患を憂いているとの風説を否定して、思慮に富む日本人は欧州を脅かすような事を全く考えていないと述べ、最後に日米の紛争も必ず無事に解決するものと信じる旨を言明した。

米国と韓国問題 23日桑港特派員発

ワシントン来電ー日本が韓国を占領し、これを管理しても米国は如何なる抗議も行わない。米政府が日本の韓国併吞に黙認を与えたのは、2年前にタフト氏が日本を訪問した時に起因する。当時タフト氏は日本当局者から韓国の紊乱した状態とこれに対する日本の政策を聞き、2千㌦の電報料を費やして会見の模様をルーズベルト大統領に報告し相談した結果大統領も承諾した。従って日本が韓国を経営し、発展させる事について米国は今さら何ら異論を述べるべき事も無く、日本の行う事を傍観するだけと信じられる。

自称韓国委員 同上

ハーグに居る自称韓国代表者はロンドンに向かった。