明治40年7月17日(木)

卑怯なる振舞 去る1314日に亘り夜12時過ぎから3時までの間に何者かが同胞の洋食店の窓ガラスに石を投げ、第三街にある5軒の洋食店は悉く表戸を破られた。

ステッセル罪案 15日ベルリン特約通信員発

ステッセル将軍及びその幕僚は軍規を無視し、虚偽の報告を行い、且つ戦うべき戦いを戦わずして旅順を敵の手に委ねた

卑怯なる振舞 15日桑港特派員発

去る1314日に亘り夜12時過ぎから3時までの間に何者かが同胞の洋食店の窓ガラスに石を投げ、第三街にある5軒の洋食店は悉く表戸を破られた。加害者は例の如く逮捕されず、警察の保護もなかった。白人同業者の嫉妬か或いは労働者の迫害と思われる。被害状況はそのままとして置き、商務卿がサンフランシスコを訪問した際示す事になっている。

ステッセル罪案 15日ベルリン特約通信員発

ステッセル将軍及びその幕僚に対し、新たに提起された告訴状には重大な個所がある。即ち被告等は軍規を無視し、虚偽の報告を行い、且つ戦うべき戦いを戦わずして旅順を敵の手に委ねたという事がその主要な罪状である。

解説:ステッセル将軍とその幕僚は、旅順要塞の降伏により死刑の宣告を受けている。