明治40年7月8日(火)

僕婢問題調査 本件は非常に重大な事件となっており、或いは意外な結果となるかも知れない。その為検事からの書面の内容は公表する事は出来ず

加奈陀と日本労働者 英領カナダに於いては、今までも労働者が過剰であるのに更に多数の日本人が移住して

米国海軍政策 主力艦隊の太平洋回航は、永久に当海岸に強大な海軍力を常備する第一歩であろう

僕婢問題調査 6日桑港特派員発

市役所の当局者は、免許証の発行を拒絶された同胞の求人斡旋業者の性質、家屋の衛生状態、経営上の不都合があるかないか、及び経営年数等について調査すべしとの依頼をアヴリン検事から受けたが、この事について次の様に述べた。

本件は非常に重大な事件となっており、或いは意外な結果となるかも知れない。その為検事からの書面の内容は公表する事は出来ず、同件について来週火曜日に会費を開く予定であり、その時検事への返書を送ると共に公表するつもりである。

解説:日本人洋食店の破壊に始まる日本人排斥は、ワシントンも巻き込む大問題となっており、これに関する記事が5月は27日,28日,29日,30日,31日、6月は5日、6日、7日9日、11日、12日、14日、17日、7月は1日、4日、5日、6日、8日と連日の様に報道されている。求人斡旋業については「僕婢周旋業」の鑑札問題として7月1日に最初に報道されている。

加奈陀と日本労働者 同上

英領カナダに於いては、今までも労働者が過剰であるのに更に多数の日本人が移住して来るのに驚いて、同地の労働者は武装して反対しようと威嚇している。

米国海軍政策 7日桑港特派員発

主力艦隊の太平洋回航は、永久に当海岸に強大な海軍力を常備する第一歩であろうと考えられる。

米国政府は太平洋海岸に壮大なドックを建設する議案を提出するであろうと言われている。