明治40年7月6日(日)

日米関係 駐英米国大使は、サンフランシスコに於ける料理店破壊は誠に遺憾に堪えない出来事に相違ないが、親密な日米両国民はこの様な些細な問題について紛争を構えるべきでないと明言し

三国協約説明 スペインの外務大臣は、今回新たに締結されたスペイン、英、仏三国協約には何ら秘密の条項は無い

日米関係 5日タイムス社発

駐英米国大使は、米国独立祭饗宴の席上で、米国の政策は平和を増進する事を目的としている旨語気を強めて演説した。引き続き日本との関係に言及し、サンフランシスコに於ける料理店破壊は誠に遺憾に堪えない出来事に相違ないが、親密な日米両国民はこの様な些細な問題について紛争を構えるべきでないと明言し、更に進んでニューヨークへラルド紙の記事を否定した。

ニューヨークへラルド紙は、日を追ってますます激烈に非日本人主義を鼓吹し、大統領が大西洋艦隊所属の戦闘艦を太平洋に移す事を決意したのは、日本との紛争に関係がある事であり、如何にワシントンの官憲が日本人の感情を和らげる為に公然と打ち消す手段を採っても明白で疑う余地が無いと論断した。

三国協約説明 4日ベルリン特約通信員発

スペインの代議院に於いて、同国外務大臣は、今回新たに締結されたスペイン、英、仏三国協約には何ら秘密の条項は無い、その目的は唯現状を維持する事であると明言した。

解説:重工業が盛んとなり、又海軍も拡張し野心溢れる独逸に対抗するためにこの協約は結ばれた。第一次世界大戦まで7年 この当時の独逸を見ると現在の中国に似ている。