明治40年6月27日(金)

独帝の日本艦隊歓迎 筑波、千歳両艦の将校は獨帝の遊船ホーヘンツオレン号の甲板に於いて、午餐の饗応を受けた。

佛国騒乱の継続 佛国暴動の委員等はクレマンソウ氏の提案が不十分であるとし、暴動を継続する事に決定した。

暴動軍隊の処罰 騒動に加わった佛国歩兵第70連隊はアルゼリー又はコルシカへ送られる事になるであろう。

独帝の日本艦隊歓迎 25日上海経由ロイター社発

筑波、千歳両艦の将校は獨帝の遊船ホーヘンツオレン号の甲板に於いて、午餐の饗応を受けた。食後独逸皇帝は、伊集院中将に自筆署名の写真を与え、将校一同に勲章を賜り、英語で日本皇帝陛下がこの艦隊をキールに派遣された事を感謝し、日独両国の艦隊が常に世界の秩序と平和を擁護する為に協力する事を希望する旨述べられた。

佛国騒乱の継続 同上

佛国暴動の扇動者アルペルは、アルゼリーのナルボンに赴き、同地から暴徒の中の委員に向かって、彼らが国法を順守し、平正な手段を採る事に復帰するならば、政府は逮捕者を釈放し、軍隊を引揚、ブドウ栽培を援助すると述べたクレマンソウ氏の提案を通告した。しかし委員等はクレマンソウ氏の提案が不十分であるとし、暴動を継続する事に決定した。

暴動軍隊の処罰 25日ベルリン特約通信社発

騒動に加わった佛国歩兵第70連隊は、マルセイユまで護送され、主従の発射機を取り外されたが多分一兵一卒について処罰する事が出来ないので、連帯を挙げてアルゼリー又はコルシカへ送られる事になるであろう。