明治40年6月21日(土)

北清事変賠償金免除の議 米国大統領ルーズベルト氏は北清事変の際米国が実際に要した1100万ドルだけを受け取り、その残余の支払い義務を免除する事を国会に勧告した。

佛国内閣の地位 南部佛国の暴動によって、クレマンソウ氏の内閣はこの為に危険な地位に陥ったと思われる。

北清事変賠償金免除の議 20日上海経由ロイター社発

米国大統領ルーズベルト氏は北清事変の際米国が実際に要した1100万ドルだけを受け取り、清国に対してその残余の支払い義務を免除する事を国会に勧告した。そして米国は前記金額の内既に600万ドルを受け取っている。

解説:北清事変は、義和団による叛乱であったが西太后がこれを支持し、欧米列強に対して宣戦布告をしたため、敗戦後清朝は莫大な賠償金を支払う事になった。歳入8800万両でありながら賠償金の総額45000万両であり、あまりにも多い賠償金に対して国際的な批判と反省が起こった。この記事はその一つの例である。なおアメリカは賠償金によって北京に精華大学を建設している。

佛国内閣の地位 同上

南部佛国の暴動は遂に軍隊の派遣を必要とする事になった。クレマンソウ氏の内閣はこの為に危険な地位に陥ったと思われる。