明治40年6月20日(金)

佛国内政危機 佛国南部の各地は、殆ど反乱に類似した状態を呈し、

佛国騒櫌益激甚 佛国首相クレマンソウ氏は代議院に於いて、南部騒動地に対し国法を励行する時期となったと公言した。

新団獄協約と独逸 地中海及び大西洋の現状維持に関し、今回新たに英、仏、スペイン三国の間に締結された

佛国内政危機 19日上海経由ロイター社発

佛国南部の各地は、殆ど反乱に類似した状態を呈し、政府は東部及び北部から呼び寄せた軍隊を以て不平満々たる同地方の軍隊と交代させ、且つ辞表を提出した各市長を告発する事に決定した。

佛国騒櫌益激甚 同上

佛国首相クレマンソウ氏は代議院に於いて、南部騒動地に対し国宝を励行する時期となったと公言した。そして叛徒の主要人物に対して令状を発した。

軍隊を満載した列車が昼夜の区別なく南部の騒動地に向け、ツールウス市を通過中である。

新団獄協約と独逸 18日ベルリン特約通信社発

地中海及び大西洋の現状維持に関し、今回新たに英、仏、スペイン三国の間に締結された同盟協約は、前記三国の駐独大使から内密に独逸政府に通告された。

独逸諸新聞は外国新聞の静穏な論評に対し、未だ何事も言わず唯詳細な事情の判明する事を待っている。

英、仏、スペイン三国の間に交換された文書によれば、新協約には別に付属の軍事協約若しくは秘密取締まり等は無い様である。そして独逸政府は新協約が平和的性質のものであると信用せざるを得ない状況である。