明治40年6月15日(日)

南阿労働者問題 トランスワール植民地首相ボタ氏は、労働条例を改正せず支那人は契約期限の終了を以て、直ちに本国に送還する旨を明日あたり発表する予定である。

日露平和関係堅実 日露両国の平和関係は堅実なものであると確信される

日佛協約と露国 日佛協約は、日本が侵略主義の政策を強行せず、極東における現状維持を保障する証拠である

南阿労働者問題 12日上海経由ロイター社発

トランスワール植民地首相ボタ氏は、労働条例を改正せず支那人は契約期限の終了を以て、直ちに本国に送還する旨を明日あたり発表する予定である。同首相は労働者としての土人の技能及びその数についても頗る楽観的な意見を抱いている。

解説:南アの鉱山には、非常に多くの清国人が働いており、カルフォルニア州の移民禁止と同じ様に植民地の労働者を圧迫しているとして出国を求められている。

日露平和関係堅実 14日上海経由ロイター社発

露都来電―外相イズウオルスキー氏は国民議会の予算委員会に於いて、ポーツマス条約は元来一時の試験であると思考されていたが今やこの見解は一変し、日露両国の平和関係は堅実なものであると確信されると演説した。

日佛協約と露国 13日ベルリン特約通信社発

日佛協約は、日本が侵略主義の政策を強行せず、極東における現状維持を保障する証拠であるとして、露国は日佛協約を歓迎する旨ペテルスブルグから半官的に報道された。