明治40年6月9日(月)

印度問題討議 政府は印度参議院の中に1名若しくは2名の印度人を加える意思がある旨を明言した

米国新聞暴論 何よりの良策は日本人をここから立ち去らせる事である。そうすれば紛争は起こらないであろうし、日本人がここに居る間、紛争は絶えないであろうと暴論し

印度問題討議 7日上海経由ロイター社発

英国下院に於いて、印度予算討議の際、印度事務大臣モーレー氏は印度に於ける動乱を鎮圧する為政府の処置、中でも首謀者を追放した政府の行動を弁明し、且つ政府は印度参議院の中に1名若しくは2名の印度人を加える意思がある旨を明言した。そして動乱の原因を調査する為に委員を任命するとの動議は問題とならなかった。

米国新聞暴論 7日桑港特派員発

本日のコール新聞は、その社説で日本人はやじ馬が多く、軽率であり、事件が起きるのを好み、陰険で狡猾な国民であると評した。大隈伯は、問題は米国人にあると言われたそうであるが、何よりの良策は日本人をここから立ち去らせる事である。そうすれば紛争は起こらないであろうし、日本人がここに居る間、紛争は絶えないであろうと暴論し、クロニクル紙も当地は日本人の居留を好まず、彼等日本人は不平を並べつつ何故立ち去らないか理解に苦しむと悪口の限りを並べた。