明治40年5月25日(日)

露国農民救済策 売り物に出た土地の全てを政府が買い上げ、これに皇帝の新領地を加えて、土地基本財産を作った上で農民に土地を取得させ

奇怪千萬 領事は本日23日、日本人への営業妨害に対し、再び強硬な抗議を市長に提出した。

林公使の忠告 日本は好意的に蓋平事件その他の交渉案件を処理中であり、これらの問題は速やかに解決する方が貴国の利益である。

露国農民救済策 24日タイムス社発

露都来電―露国政府が農民の窮状を解決する為に実行しようとする新計画の概要は、売り物に出た土地の全てを政府が買い上げ、これに皇帝の新領地を加えて、土地基本財産を作った上で農民に土地を取得させ、同時に国民の負担すべき租税の不同を減じようとする事である。

奇怪千萬 23日桑港特派員発

当地の日本商店は、昨22日夜またしても強烈な迫害を受けた。暴徒はお客を店舗外に連れ出し、暴行を加えたが店舗には危害を加えなかった。警察の保護が全く行き届かないので領事は本日23日、日本人への営業妨害に対し、再び強硬な抗議を市長に提出した。警察官は贈賄をするならば保護してやる等と声明しており、実に奇怪千万である。在留邦人の間には自衛の為に武装するべきであるとの議論もある。

林公使の忠告 24日北京特派員発

林公使は外務部に対し、大連水産組合の暴状は我が政府がこれを制止するつもりである。しかし趙将軍がこれを口実にして他の交渉事件(蓋平事件及び本渓湖炭坑問題)をも無視しようとするのは不当である。日本は好意的に蓋平事件その他の交渉案件を処理中であり、これらの問題は速やかに解決する方が貴国の利益である。