明治40年5月22日(木)

日本艦隊独逸訪問の意義 日本政府が独逸の要請に応じたのは、日佛協約が独逸を敵視するものではない事を独逸に納得させる為である

英仏盆親密 この様に英仏両国の人々がお互いに往来する事は、世界の平和を保障する両国の親交をますます強くする効果がある。

阿片問題と列国 阿片排斥運動は益々その勢いを強くし、北京の阿片倉庫は去る金曜日をもって閉鎖された。

日本艦隊独逸訪問の意義 21日タイムス社発

佛国新聞マタンのニューヨーク通信員の報道によれば、伊集院中将の率いる日本艦隊は、独逸皇帝の御希望に応じ、独逸に回航する事になった。日本政府が独逸の要請に応じたのは、今回新たに締結される予定の日佛協約が独逸を敵視するものではない事を独逸に納得させる為であると考えられる。

英仏盆親密 20日上海経由ロイター社発

イングランド及びスコットランドの市会議員がリヨン市を訪問し、佛国の大統領ファリエル氏は、国務大臣と共に同地に来着した。大統領は、6百名という多数が出席した歓迎会の席上で次の様な演説を行った。この様に英仏両国の人々がお互いに往来する事は、相互の信用を強固にし、且つ現在の不安な状態に対応して世界の平和を保障する両国の親交をますます強くする効果がある。

阿片問題と列国 21日上海経由ロイター社発

ロンドンタイムスの北京通信員によれば、阿片排斥運動は益々その勢いを強くし、北京の阿片倉庫は去る金曜日をもって閉鎖された。

日独両国を除き他の阿片生産国は皆医薬用の阿片の他、輸入禁止に同意した。