明治40年5月19日(月)

日佛協商進捗 日佛協商は至極順調に進行中であり、多分今後1週間か遅くとも10日以内には交渉が完全に終了しそうである。

南阿の同盟罷工 ブレトリアからランド鉱業地に組合外の労働者が入り込んだ為、同地に於いて危険な同盟罷工が起こり、

無政府の状態 露国に於いては、現在も毎日のように強盗や略奪が行われており、現にロップに於いて郵便馬車を襲撃した一隊の強盗が居た。

日佛協商進捗 18日タイムス社発

パリー来電 当地の外交社会に於いて、専らの噂によれば日佛協商は至極順調に進行中であり、多分今後1週間か遅くとも10日以内には交渉が完全に終了しそうである。

南阿の同盟罷工 17日上海経由ロイター社発

ブレトリアからランド鉱業地に組合外の労働者が入り込んだ為、同地に於いて危険な同盟罷工が起こり、下町は交通が遮断され、組合外の労働者は石で打たれ、銃弾も一発発射された。鉱業組合は同盟罷工が地方に波及しつつあると述べている。

無政府の状態 18日上海経由ロイター社発

露国に於いては、現在も毎日のように強盗や略奪が行われており、現にロップに於いて郵便馬車を襲撃した一隊の強盗が居た。コサックの騎兵が来た時には、既にコサック及び巡査4名を殺したり、或いは傷つけ、2千ルーブルを奪い逃走した。これらの賊はその後、更に付近の紡績工場に侵入し、職工を銃殺しその他無差別に15名を殺し、30余名を傷つけた。