明治40年5月15日(木)

英国下院と印度問題 印度事務大臣モーレー氏は、若し騒乱が他の地方に蔓延する様な事になれば政府は行政上の改革を中止するかもしれないと明言した。

露国捕虜収容費 露国政府は日本に支払うべき捕虜収容費として46百萬ルーブルの光彩を募集する

摩洛哥の内乱 モロッコのマラケスに於いて、カビレ―土民は外国領事及び居留民を襲撃した。

英国下院と印度問題 14日タイムス社発

印度事務大臣モーレー氏は下院に於いて印度の不穏な情勢に就いて、次の様な演説を行った。

この問題については、行政府の行動に干渉する事を容認しないし又ボンジャ地方に施行されつつある条例の改廃を拒絶するが、若し騒乱が他の地方に蔓延する様な事になれば政府は行政上の改革を中止するかもしれないと明言した。

極端な急進的議員の多数は政府の弁明を手緩いと思い、扇動者を追放する事に関して政府の措置を激しく攻撃した。

露国捕虜収容費 14日上海経由ロイター社発

露国政府は日本に支払うべき捕虜収容費として46百萬ルーブルの光彩を募集する事について同意を求める法案を国民議会に提出した。

摩洛哥の内乱 13日ベルリン特約通信社発

モロッコのマラケスに於いて、カビレ―土民は外国領事及び居留民を襲撃した。英佛両国の領事は既に同地を引き払ったが独逸の領事は尚留まっている。

モロッコの官兵は王位を狙っている者の率いる賊軍と戦い、これを破った。