駐清独逸軍隊と海軍 公使館の警備、在留独逸臣民の生命財産に対する保護等があり、駐清軍隊の任務は尚未だに終了できる状況に至っていないと明言した。
茶税軽減案否決 大蔵大臣アスキス氏は、若し財政の都合が減税を許すならば茶よりも寧ろ砂糖税を軽減しなければならない。
駐清独逸軍隊と海軍 3日タイムス社発
ベルリン来電―帝国議会に於いて、清国に駐在する独逸の軍隊は何時頃撤退の見込みであるかとの質問が起こり、政府はこれに対して、公使館の警備、在留独逸臣民の生命財産に対する保護及び交通を便利にする道路の整備等があり、駐清軍隊の任務は尚未だに終了できる状況に至っていないと明言した。
又海軍大臣は技術及び財政の都合で、未だタービン式機関を多数の艦艇に装備する事は出来ないが新造の小型巡洋艦には皆これを装備する方針であると言明した。
茶税軽減案否決 2日上海経由ロイター社発
英国上院議員フレッチャー氏は、茶税の1ペンス軽減案を提出したが、大蔵大臣アスキス氏は、若し財政の都合が減税を許すならば茶よりも寧ろ砂糖税を軽減しなければならない。且つ又貿易の状況に照らし当分は茶税の1ペンス軽減案を実行しない方が却って消費者に有利であろうと答え、上院は、終に146票対250票の多数を以て同案を否決した。