明治40年4月17日(木)

ジャンダーク祝典 佛国政府はジャンダーク記念祝典の宗教的饗宴には参加しないが宗教に関係がない普通の同祝典は従来より一層盛大に挙行するよう希望する

膠州湾経営報告 独逸植民局は、膠州湾に於いて長足の進歩を遂げた状況を記述した報告書を帝国議会に提出した。

ジャンダーク祝典 16日タイムス社発

パリー来電―佛国政府はジャンダーク記念祝典の宗教的饗宴には参加しないが宗教に関係がない普通の同祝典は従来より一層盛大に挙行するよう希望する旨を首相クレマンソウ氏は明言したと半官的に報道された。

解説:ジャンヌダルクは、神の啓示を受け、兵士を鼓舞し、イングランド軍に占領されていたランス地方等を取り戻し、1429年7月シャルル7世はノートルダム大聖堂で戴冠式を挙げる事ができた。そしてジャンヌダルクはイングランド軍に捕えられ、異端審問の結果1431年5月火刑にされた。

膠州湾経営報告 15日ベルリン特約通信員発

独逸植民局は、膠州湾に於いて長足の進歩を遂げた状況を記述した報告書を帝国議会に提出した。この報告書によればこの租借地(記者注、英訳の原文には保護国とある)に於ける官憲と居留民代表者の共同は政府の希望する通りに実行され、歳入総額も前年度に比較して、3割7分の増加を示し、出入船舶も5万6千トンばかり増加した。又山東鉄道の敷設は独り清国内地の人民に非常に良好な影響を与えたのみならず、諸外国の利益も亦これによって非常に増進した。そして政府は幣制に関して特別な措置を施す意思を持たないが、独逸アジア銀行から発行する紙幣は必ず好結果を得るであろうと確信している。なお又政府は同地植民地に特別法を施行する方針であり、膠州湾政庁と清国政府との関係は極めて親密であると述べている。