明治40年4月14日(月)

ク卿辞職論評 本日の英国新聞は何れもスエズ駐在官クローメル卿が辞職した記事で満たされ、諸新聞が筆を揃えて卿の功績を称賛している。

日本人入国勧誘 メキシコに於ける1万人の日本人中8千人が6週間前米国に入った。

ク卿辞職論評 13日上海経由ロイター社発

本日の英国新聞は何れもスエズ駐在官クローメル卿が辞職した記事で満たされ、諸新聞が筆を揃えて卿の功績を称賛している。

ロンドンタイムス紙は次の様に述べている。

クローメル卿の辞職は英国民にとって打撃には相違ないが、昨日の下院での光景によれば在野党と政府党の間には、卿の施政を称賛する事について十分な打ち合わせがあった事は明白であり、そしてサー、ゴルストがその後任に挙げられた一事は、卿の政策が踏襲される事を保証している。

日本人入国勧誘 13日桑港特派員発

メキシコからテキサス州ガルベストンへ帰った移民官ブラウン氏の話としての報道によれば、メキシコに於ける1万人の日本人中8千人が6週間前米国に入った。これは太平洋沿岸の鉄道その他大会社が頻りに勧誘した結果であり、大会社では今尚盛んに日本人の入国を勧誘していると言われている。