明治40年3月19日(水)

世界第1の巡洋艦 世界に比類のない代々の英国装甲巡洋艦1隻ゴヴン造船所に於いて進水式を挙げた。

愛蘭党の態度 自治即ち行政權を与えなければ、アイルランド人は到底満足する事が出来ない。

世界第1の巡洋艦 18日タイムス社発

世界に比類のない代々の英国装甲巡洋艦1隻ゴヴン造船所に於いて進水式を挙げた。その構造は細心の注意が払われ、形状はあたかも快速艇の様に細長く、速力は25ノットで、馬力は4万1千である。そして同艦は装甲の厚さ7インチ、12インチ砲8門を揃えている。

解説:戦艦三笠は、12インチ砲を4門搭載していた。

愛蘭党の態度 同上

英国下院に於いて、アイルランド議員の党首は次のとおり明言した。

自治即ち行政權を与えなければ、アイルランド人は到底満足する事が出来ない。そして内閣はアイルランド人を信用してその希望を容れるのか、そうでなければ政府党はアイルランドを分離するのか二者択一しなければならない。

解説:アイルランド問題には900年の歴史があり、この後第一次世界大戦、第二次世界大戦中も闘争は継続され、現在に至りやっと解決の兆しが見えるようになった。