明治40年3月2日(日)

独逸宰相難局 独逸政府がその施政方針に関して、帝国議会において激しい非難を受けたのは注目すべき事実である。

亜細亜人排斥案 亜細亜労働者排斥の可否を州民の投票で決めるとの議案が州の上院に提出された。

独逸宰相難局 1日タイムス社発

ベルリン来電―独逸政府がその施政方針に関して、帝国議会において激しい非難を受けたのは注目すべき事実である。そして社会党及び僧侶党に対抗する上でビューロー宰相と政府党首脳のある者との間に未だ提携の約束が成立していない痕跡がある。宰相の施政方針は、至る所で評判が悪く、帝国議会は再び解散されるのではないかとの風評が頻りに伝えられる。

亜細亜人排斥案 1日桑港特派員発

亜細亜労働者排斥の可否を州民の投票で決めるとの議案が州の上院に提出された。日本人としなくて亜細亜人としたのは、なるべく多くの賛成者を得る為の魂胆と思われる。共和党員は排日党と協同しているがこの案には余り乗り気でない様である。