明治40年2月23日(日)

日米問題の解決 政府の機関新聞は、今となって初めて日米間の紛争が満足すべき結果を見出した事を信じるようになった。

南阿の選挙結果 議会選挙の結果、ボーア人が実態上の多数となり、英国を代表する進歩党は、議会的能力と経験の於いて、遥かに反対党に勝る堅実な少数党を形成している。

日米問題の解決 22日タイムス社発

ニューヨーク来電―政府の機関新聞は、今となって初めて日米間の紛争が満足すべき結果を見出した事を信じるようになった。但し以前、日米開戦を唱えたものは、今なおこれに対してとかくの評価を下している。一般にこれを非難する者より称賛する者が多い。

南阿の選挙結果 同上

1期トランスバール議会選挙の結果、ボーア人が実態上の多数となり、英国を代表する進歩党は、議会的能力と経験の於いて、遥かに反対党に勝る堅実な少数党を形成している。

両党は、英国政府が土人労働者で支那労働者の代わりが出来るようになるまで、支那人を排斥する意思が無いことを明らかにした。