明治40年1月27日(月)

独総選挙形勢 全国各地の情勢は、一般的に国民自由党及び急進党が有利であり、その選出議員はかなり増加すると思われる。

又々排日決議案 東洋人に帰化の権利を与える事には、カルフォルニア州国会議員は絶対に反対と主張している。

独総選挙形勢 26日タイムス社発

ベルリン来電―ベルリン選出の議員は、多分異動は無いと思われるが。全国各地の情勢は、一般的に国民自由党及び急進党が有利であり、その選出議員はかなり増加すると思われる。これに反して社会党は、その勢力を失おうとしている様である。

又々排日決議案 26日桑港特派員発

カルフォルニア州上院で、又々排日決議案が提出された。その趣旨は、ルーズベルト大統領等は、日本人に土地所有権及び帰化權を許す法案を国会に勧告しているが、東洋人に帰化の権利を与える事には、カルフォルニア州国会議員は絶対に反対と主張している。