明治39年12月25日(水)

日露談判の昨今 露国政府は、自国の国庫に損失を与えずポーツマス条約上の義務を履行する事を誠実に希望しており

佛国の婦人選挙権運動 佛国に於いては、英国社会党の例に倣って、婦人に選挙権を与える運動が開始された

日露談判の昨今 24日ロンドン特約通信員発

露都来電―信頼すべき報道によれば、露国政府は、自国の国庫に損失を与えずポーツマス条約上の義務を履行する事を誠実に希望しており、日本が漁業権問題の細目に対して、もっと細心の考慮を払う必要がある事を悟らなければならないと信じている。

解説:12月23日に関連記事がある。

佛国の婦人選挙権運動 同上

パリー来電ー佛国に於いては、英国社会党の例に倣って、婦人に選挙権を与える運動が開始された。代議士は、同法案を議会に提出する事に同意し、各新聞紙は、真面目にこの問題を論評した。