明治39年12月18日(水)

教会干渉程度 佛国政府は、殆ど教会における礼拝や祈祷に干渉する事は無い。

江西暴動現状 実際は、暴徒の勢力は衰える模様も無く、今や返って各地に蔓延している。彼らは、その通過地の人民を騒がさず、唯武器や糧食を求めるのみ

教会干渉程度 17日上海経由ロイター社発

佛国政府は、殆ど教会における礼拝や祈祷に干渉する事は無い。これは、神父が法王庁に服従すべき義務があるとはいえ、現法王の政策には賛成していないと信じているからである。

15戸の監督住宅及び28個の宗教学校が昨日閉鎖された。

江西暴動現状 17日上海特派員発

江西の匪賊に関する官軍側の電報では、或いは撃退したとも或いは数千名を捕縛、惨殺したとも次々と様々な報道がある。しかし実際は、暴徒の勢力は衰える模様も無く、今や返って各地に蔓延している。彼らは、その通過地の人民を騒がさず、唯武器や糧食を求めるのみで、殺害されるのは地方団練の紳士のみであり、岑春煊(しんしゅんけん)の官邸は焼かれ、その勢力を侮る事は出来ない。

江西巡撫は、16日又も陸軍2営を派遣した。

解説:地方団練とは、地方の地主が編成した部隊 

岑春煊は、西太后の信任を得て昇官した政治家で袁世凱と対立していた。

陸軍の1営とは、 約500名程度の部隊と思われる。