明治39年12月13日(金)

摩洛哥不穏 間もなくキリスト教徒が進入してくる

佛国政教分離問題 法王使節モンタクニキ神父は、家宅捜査を受けた上に逮捕された。国境まで護送される筈である。

法王亦甚強硬 佛国政教分離法がいよいよ実施されることになった為、法王庁は大変激昂している様子である。

摩洛哥不穏 12日ロンドン特約通信員発

タンジール来電―間もなくキリスト教徒が進入してくると思われるので、国民は、神聖戦争の準備を十分に行うべしとの布告がなされた。

解説128日にモロッコの紛争に関する関連記事がある。

佛国政教分離問題 12日上海経由ロイター社発

パリーに於ける法王使節モンタクニキ神父は、家宅捜査を受けた上に逮捕された。国境まで護送される筈である。

佛国内閣会議は、早速、寺院財産の清算を行い、且つ5500名の神父に対して、兵役に就く事を求める決定を行った。

法王亦甚強硬 同上

佛国政教分離法がいよいよ実施されることになった為、法王庁は大変激昂している様子である。法王は、この問題の情勢について、自らも断固たる手段を採らざるを得なくなってしまった事を悲しみ、迫害に会おうとも、殉教者を出そうとも、私は、宗教と我が神の道を防護する事を辞せずと述べた。