明治39年12月12日(木)

労働者の放言 労働者の首脳は、千人の日本人が輸入されるのであれば、千個の殺人事件が生じるであろうと述べた。

大統領と平和 ノルウェー議会は、米国大統領ルーズメルト氏に高貴な平和賞を授与した。

労働者の放言 11日上海経由ロイター社発

タイムス紙に届いたサンフランシスコ電報によれば、サンフランシスコ市民は、今尚テントに住んでいる位で、サンフランシスコ市を再興する為には、緊急に労働者を必要とするにも拘わらず、労働者の首脳は、千人の日本人が輸入されるのであれば、千個の殺人事件が生じるであろうと述べた。

解説:今尚、市民はテントに住んでいるとあるが、サンフランシスコは、4月20日に大震災を受けている。4月23日に関連記事「桑港震災戦後策」がある。

大統領と平和 同上

ノルウェー議会は、米国大統領ルーズメルト氏に高貴な平和賞を授与した。

同国駐在の米国公使は、議会に謝意を表して、且つルーズベルト氏は、この賞金をワシントンにある常設工業平和委員会の設立に使用する予定であり、これは、工業会に於ける平和は、国際間の平和と同様に重要なためであると述べた。

解説:ノーベル賞は、1901年から始まっているが、平和賞の選定は、スウェーデンの機関ではなくノルウェー国会に委任されている。理由は諸説ありはっきりしないが、当時のスウェーデンとノルウェーは同君連合を組んでいたこと、またノルウェーは平和を探求する方針を国際的に表明していたこと、などが理由と考えられている。

(ウイキペデアより)