日本学童排斥問題 商務労働長官メットカーフ氏は、日米条約に基づいて、日本の学童葉、他の最恵国人民と同等の地位に立って、教育を受ける権利がある旨を言明した。
英独佛情誼 独逸帝国議会に於いて、ビュロウ宰相は、独仏同盟は、佛国が過去の事実について抱く感情から考えると、到底実現する事は無い
日本学童排斥問題 15日上海経由ロイター社発
商務労働長官メットカーフ氏は、訪問者の質問に対して、日米条約に基づいて、日本の学童葉、他の最恵国人民と同等の地位に立って、教育を受ける権利がある旨を言明した。従ってカルフォルニア州の法律は、違憲と判決されると思われる。
英独佛情誼 同上
独逸帝国議会に於いて「独逸がますます孤立の状態に陥る」事に関して、ある議員の質問に対して、ビュロウ宰相は、独仏同盟は、佛国が過去の事実について抱く感情から考えると、到底実現する事は無い、しかしモロッコ事件は、独仏両国民が平和を希望する事を証明している。現時点で、両国の間には、別段重大な政治上の意見の相違は無い。なお又、英独両国は、従来、兎角一致する事が無かった。これについては、両国共に責任があり、独逸は、海軍を以て英国と競争する意図は無いと言明した。
解説:第1次世界大戦の開始まで8年の独逸の情勢である。