明治39年11月12日(火)

南阿復動揺 トランスバール人のフエレラ及び他のボーア人数名が、喜望峰植民地の西北地域に入り込み、反乱を起こそうと計画中である。

小村大使の演説 小村大使は、日本人の希望は、両国が相互に、十分同盟を維持する事にあると確信する旨述べ、大喝采を博した。

南阿復動揺 11日上海経由ロイター社発

ケープタウンからの公電によれば、トランスバール人のフエレラ及び他のボーア人数名が、喜望峰植民地の西北地域に入り込み、反乱を起こそうと計画中である。既に2カ所の警察官舎を襲い、武器及び弾薬を奪った。軍隊は、鎮圧に向かい、警官150名も又直ちに、プリエスカに向かって出発した。

解説:オランダ系移民であるボーア人が、イギリスの植民地との武力闘争の結果、南アフリカの北部にトランスバール国を建国している。

小村大使の演説 同上

小村大使は、ギルド、ホールに於けるロンドン市長の夜会に於ける答辞で、日英両国間に和協親睦の関係を深める為に、一層の外交上の尽力を尽くすと主張し、日本は英国との同盟に熱心で、日本人の希望は、両国が相互に、十分同盟を維持する事にあると確信する旨述べ、大喝采を博した。