明治39年11月7日(木)

佛国新首相の施政方針 佛国政府は、露佛同盟を維持し、露国との貴重な友好関係を持続すると同時に、防衛的兵力を以てその地位を維持する方針である

疑わしき報道 極東に於ける将来の戦争に際して、佛国の地位を強固にする為、海南島及びその他清国の土地を占領して置くべきである

佛国新首相の施政方針 5日上海経由ロイター社発

佛国首相クレマンソウ氏は、代議院に於ける演説の中で、佛国政府は、露佛同盟を維持し、露国との貴重な友好関係を持続すると同時に、佛国が今日の様に1等国の地位に進むことの出来た公正な政策を続行し、防衛的兵力を以てその地位を維持する方針であると言明し、更に政教分離法は、強圧的な手段を用いずこれを必ず実施すると述べ、更に所得税及び恩給制度に多大な改正を加えると断言した。

疑わしき報道 5日ベルリン特約通信社発

佛国植民新聞の報道によれば、佛国政府委員は、極東に於ける将来の戦争に際して、佛国の地位を強固にする為、海南島及びその他清国の土地を占領して置くべきであると主張する文書を元老院及び大議員の連合協議会に提出したと言われている。