明治39年10月19日(土)

日本人の迷惑 諸外国人に対する支那人の敵愾心は、日を追って激しくなり、

前独逸宰相日記問題 アレキサンドル、ホウヘンローヘ公は、その父の日記を刊行した事に対して責任を負い、

摩洛哥の暴動 佛国新聞は、南部モロッコに起こった暴動の将来を憂慮して、回教徒とキリスト教徒の間に騒動が起こる事を予言している。

日本人の迷惑 17日ワシントン特約通信員発

清国に駐在する米国領事の通報によれば、諸外国人に対する支那人の敵愾心は、日を追って激しくなり、そして米国領事は、その原因を日本人の誘導に起因していると見ている。

解説:清国人の米国への入国制限の為、全国で米製品の不買運動が起こった事がある。

前独逸宰相日記問題 16日上海経由ロイター社発

アレキサンドル、ホウヘンローヘ公は、その父の日記を刊行した事に対して責任を負い、ビュロウ宰相と長時間会談した後、アルサス州副総督の現職を辞任した。

解説1015日に関連記事がある。

摩洛哥の暴動 17日ベルリン特約通信社発

佛国新聞は、南部モロッコに起こった暴動の将来を憂慮して、回教徒とキリスト教徒の間に騒動が起こる事を予言している。これについて佛国政府は、現在カピレ族と交渉中である。