明治39年10月14日(月)

布哇の日本人 当地の白人は、ハワイに於ける日本人の勢力が、ますます増大する事を憂慮している。

英仏親交と独逸 英佛の親交は、独逸に対する脅威であるとの見方は、一笑に付されるべき愚論であると述べた。

布哇の日本人 ワシントン特約通信員発

ホノルル来電―当地の白人は、ハワイに於ける日本人の勢力が、ますます増大する事を憂慮している。日本人は、今や砂糖耕作地での労働を支配するのみならず、自ら小耕地を経営し、なお小商売に於いても、着々と大きな勢力を占めつつある。

英仏親交と独逸 12日ベルリン特約通信社発

英国植民次官ウインストン、チャーチル氏は、グラスゴー市に於ける演説で、英佛の親交は、独逸に対する脅威であるとの見方は、一笑に付されるべき愚論であると述べた。