明治39年9月28日(土)

米国干渉 米国国務卿代理タフト氏が、叛徒側に同意した為、キューバ政府の官吏は残らず辞職した。1万5千の陸戦隊と2千の海兵は、キューバへ出発を命じられた。

米国干渉別報 米国大統領は、何時でもキューバに向け出発し得る様、軍隊に準備を命じた。

キューバ大統領辞職 キューバ大統領は、辞職するであろうと伝えられている。

米国干渉 26日ワシントン特約通信員発

米国国務卿代理タフト氏が、叛徒側に同意した為、キューバ政府の官吏は残らず辞職した。

米国大統領の干渉宣言は、水曜日に発表されるのではないかと期待されている。

1万5千の陸戦隊と2千の海兵は、キューバへ出発を命じられた。キューバの領海に居る米国の兵員は、これで総計7万に達した。

汽船シャーマン号は、軍隊輸送の委託を受けた。

タフト氏は、談判の結果を漏らさず、唯実力を行使する必要がある旨明言した。

米国干渉別報 27日ロンドン特約通信員発

ニューヨーク来電―米国大統領は、何時でもキューバに向け出発し得る様、軍隊に準備を命じた。

大統領の干渉宣言は、今にも発表される模様である。

8千の陸兵は、数日中にキューバに上陸し得るであろう。

キューバ大統領辞職 26日ベルリン特約通信社発

キューバ大統領は、米国政府から譲歩を強制され、その結果、辞職するであろうと伝えられている。

米国は、7千の兵を上陸させる様準備中である。