明治39年9月26日(木)

南阿送還清国人 清国労働者が、南阿から本国に送還される事になり、十月早々ダーバンを出発する予定となっている。

愛蘭党動 政府は、しばしば約束を破り、アイルランド党は、間に合わせの約束を甘受しない。

南阿送還清国人 25日上海経由ロイター社発

清国労働者が、南阿から本国に送還される事になり、十月早々ダーバンを出発する予定となっている。この内483人は病身で、467人は、好ましからざる性質との理由で、送還費は、鉱山が負担する。又448人は、契約条文第14条により送還費を自便し、303人は、送還告示により、政府が送還費を負担する事になっている。

解説:ダーバンはヨハネスブルグの外港で、現在の人口はヨハネスブルグに次いで第2位である。39.1.12 南阿支那人問題に関連記事がある。

愛蘭党動 同上

代議士ヒドモンド氏は、ライムニックに於いて、次の様な演説を行った。

政府は、しばしば約束を破り、アイルランド党は、間に合わせの約束を甘受しない。最早自治の完成を妨げるものは無い。政府はアイルランド人民の希望に反しており、なお且つこれを統治するに足る力を有していない。

解説:現在の北アイルランド問題には、約900年の歴史があり、第1次世界大戦、第2次世界大戦中も紛争が継続していた。この記事はその一端である。