明治39年9月7日(土)

英独関係論 「独逸評論」誌は、英独両帝の会見は、両国の親善の端緒を開くものであると論断している。

ロンドンタイムス紙は、英国の独逸に対する関係は、仏国に対する関係の様に親密になり得ない事情があると断言した。

恩威併行策 露国政府は、官報で革命的行動に対し、従来よりも一層厳重な制裁手段を取る方針であると告示し、同時に思い切って諸般の改革を実行するするであろう旨を約束した。

英独関係論 6日上海経由ロイター社発

「独逸評論」誌は、その社説で英独の関係を論評し、英独両帝は、この度の会見に於いて、非常に打解け、一般の国際関係を論じられた旨を報道し、且つこの会見は、両国の親善の端緒を開くものであると論断している。

ロンドンタイムス紙は、独逸評論の論評を論評して、英国は必ずしも独逸と争わなければならない理由が無いが、しかし現在の状況では、英国の独逸に対する関係は、仏国に対する関係の様に親密になり得ない事情があると断言した。

恩威併行策 同上

露国政府は、官報で今後の施政方針を発表した。冒頭で政府は、革命的行動に対し、従来よりも一層厳重な制裁手段を取る方針であると告示し、同時にユダヤ人に対する無益な制限を廃止し、ペルシャ及びバルト海沿岸諸州に地方議会の制度を許可すること並びに警察、その他の国務を改善する等思い切って諸般の改革を実行するするであろう旨を約束した。