明治39年8月16日(金)

清国現状論評 鉄道敷設権の贈与については、時には、清国政府から不公正な取り扱いを受けた事を認め、

官僚派の復権 当地総督は、先頃の同盟罷工中に罷工者に給料を支払った雇主を厳重に処罰する旨の布告を発した。

清国現状論評 15日上海経由ロイター社発

ロンドンタイムス紙は、社説で清国の問題について次の論評をおこなった。

唐紹儀(とうしょうぎ)の才能と公平で正直な点を称賛し、次いで鉄道敷設権の贈与については、時には、清国政府から不公正な取り扱いを受けた事を認め、しかも1898年の協約により敷設権を得た者にたいする処置の遅れ、及び清国人民の排外思想を鼓舞する様な政策に対して強硬な抗議を提唱した。

官僚派の復権 同上

オデッサ来電―当地総督は、先頃の同盟罷工中に罷工者に給料を支払った雇主及び生命を脅かされて、革命扇動者を政府に通知する事を怠り、あまつさえ彼らに金銭を与えた人間を厳重に処罰する旨の布告を発した。この為に民心に恐慌をきたしている。