明治39年8月4日(日)

モンロー主義 南米諸共和国が侵略を目的とせず、自衛のためモンロー主義を尊重芬蘭叛乱後報 フィンランドのスウエア、ボルグに於ける叛乱兵と政府軍との砲撃戦は、昨夕まで引き続き行われた。

芬蘭叛乱別報 戦闘は、なお止まず叛乱兵は、必死に奮闘中である。

モンロー主義 2日ワシントン特約通信員発

米国国務卿ルート氏は、南米諸共和国が侵略を目的とせず、自衛のためモンロー主義を尊重しなければならない旨警告した。

芬蘭叛乱後報(火薬庫破裂、叛兵降伏) 同上

フィンランドのスウエア、ボルグに於ける叛乱兵と政府軍との砲撃戦は、昨夕まで引き続き行われた。軍艦からも陸上の叛乱兵を砲撃し、同地の火薬庫は遂に破裂した。

叛乱兵は、昨夜遅く、白旗を掲げて降伏したとの風説もある。

芬蘭叛乱別報 2日ベルリン特約通信社発

スウエア、ボルグに於ける戦闘は、なお止まず叛乱兵は、政府軍に砲撃されながら必死に奮闘中である。