英国外相演説 日本は今や卓越した能力と公的精神を傾けて、韓国の指導及び韓国における資源の開発を企図している。
満州解放問題 7日北京特派員発
当地の外交団専任公使は、上海領事団先任領事から
(一) 南満州を解放し、各国の利益を均等にすること
英国外相演説 日英同盟 7日上海経由ロイター社発
英国外相サー、エドワルド、グレーは、外交問題の討議に際して、日英同盟は、極めて健全な状態にあり、日本は今や卓越した能力と公的精神を傾けて、韓国の指導及び韓国における資源の開発を企図している。そして日英同盟は、他の何れの国にも甚だしい不安の念を起こさせることなく、同盟両国の間には、相互に保証の気持ちを抱かせる。余はこの状態が長く継続するであろうと確信していると宣言した。外相は、更に公果(コンゴ)自由国の問題に言及し、英国は、列国と協同して、政治組織の変更を強制する意思があると言明した。
解説:コンゴ王国は、1910年フランス領となる。
満州解放問題 7日北京特派員発
去る6日、当地の外交団専任公使は、上海領事団先任領事から
(一) 南満州を解放し、各国の利益を均等にすること
(二) 大連、その他の満韓の境界に、速やかに税関を設けること
(三) 遼河の鉄橋を破壊すること
を日清両国に警告されたいとの申請を受け取った。
解説:遼河は満州南部を流れる大河であり、日露戦争の初期、この川の渡河作戦は、極めて重要であった。