明治39年6月22日(土)

ユダヤ人虐殺問題 英国外相サー、エドワルド、グレーは、ポアリストックのユダヤ人虐殺に関して、詳細な報告を駐露英国代理大使に求めたと言われている。

移民損害の判決 その地は、砂漠に等しい土地であり、室内でも温度が常に125度(約52度C)以上に上がり、用水は腐敗し、毒ガスが地中で爆発し、到底人畜が生息すべき土地ではなく

ユダヤ人虐殺問題 21日上海経由ロイター社発

ユダヤ人の報告は、ピアリストックに於ける虐殺の惨状を説き尽している。そした虐殺が中止されたのは、全く国民会議の委員が同地に到着した為である。

スタンダード新聞の報道によれば、英国外相サー、エドワルド、グレーは、ポアリストックのユダヤ人虐殺に関して、詳細な報告を駐露英国代理大使に求めたと言われている。

移民損害の判決 内国電報21日発

鹿児島県日置郡下伊集院村の6名は、一昨年37年6月、東洋移民会社がメキシコのカリフォルニヤ州ボシオ銅山の出稼ぎ工夫を募集したのに応じて、同年6月、同地に渡航した。しかしその地は、砂漠に等しい土地であり、室内でも温度が常に125度(約52度C)以上に上がり、用水は腐敗し、毒ガスが地中で爆発し、到底人畜が生息すべき土地ではなく、将来の見込みが無い為に、一同が協議の上帰国した。そして会社がこの様な土地に出稼ぎをさせ、その結果、多大な損害受けたとの理由で、旅費、手数料、日当等の損害を請求し、東京地方裁判所に於いて、各自200円の損害金を支払えとの判決を言い渡された。