ユダヤ人虐殺事件 ピアリストックに配置された軍隊及び警察は、ユダヤ人の虐殺を防止しようとせず、反対にこれを助長した。
英国における虐殺の反響 英国各社の新聞は、悉くピアリストック虐殺事件に鑑みて、英露協商は、到底行う事は出来ないと極論して
南阿支那人問題 下院議員116名は、その代表を首相パナマン氏の元に送り、支那人の輸入禁止と放逐とを断行する事を要求するに至った。
ユダヤ人虐殺事件 20日ロンドン特約通信員発
ペテルスブルグ来電―信頼すべき筋からの報道によれば、ピアリストックに配置された軍隊及び警察は、ユダヤ人の虐殺を防止しようとせず、反対にこれを助長した。この為、無関係な者も皆憤慨している。
英国における虐殺の反響(累を英露協定に及びさんとす) 20日上海経由ロイター社発
英国各社の新聞は、悉くピアリストック虐殺事件に鑑みて、英露協商は、到底行う事は出来ないと極論して、英国艦隊のクロンシュタット派遣の中止を求めた労働党の主張に同情を表した。
デイリーテレグラフの如きは、今後、英国は断じて露国の国債に応募してはならないとまで極論した。
南阿支那人問題 同上
南阿ランド鉱山における支那人労働問題に対する現政府の政策に納得できないため、遂に下院議員116名は、その代表を首相パナマン氏の元に送り、支那人の輸入禁止と放逐とを断行する事を要求するに至った。
首相は、これに対して明快な語句を用いず、若し必要で止むを得なければ、政府は明らに帰国命令を発するであろう。何れにしても一時試験的に行える事を無暗に長く引き続ける事には同意する事は出来ない旨を述べた。