明治39年6月19日(水)

新独逸歩兵操典実質 今回発布された独逸の新歩兵操典は、南阿戦争及び日露戦争の経験を参考にして制定された

南阿叛乱後報 ズルの土民酋長は、その後続々と降伏した。叛徒の多数は、明日19日迄に投降するであろう

ユダヤ人排斥 露国のアリストック市に、ユダヤ人排斥を目的とする暴動が発生

新独逸歩兵操典実質 18日倫敦特約通信員発

ベルリン来電―今回発布された独逸の新歩兵操典は、南阿戦争及び日露戦争の経験を参考にして制定されたものである。そして改正の要旨は、単独の行動に関する兵卒個々の技能を発達させる事及び散兵線に居る兵卒に対して、各自に射距離を測定させる事に最も重きを置いている。

南阿叛乱後報 18日上海経由ロイター社発

ズルの土民酋長は、その後続々と降伏した。叛徒の多数は、明日19日迄に投降するであろうと期待される。しかし2名の有力な酋長は、なお抵抗を継続している。

ユダヤ人排斥 17日ベルリン特約通信社発

露国のアリストック市(モククワの正方50余里、毛織物の産地)に、ユダヤ人排斥を目的とする暴動が発生し、官憲はこれに対して、強圧手段を採った。

国民議会は、実情を調査する為、委員を同地方に派遣した。