明治39年5月20日(月)

平和の臣僕 ドイツの市会議員代表者の為に、盛大な歓迎会を催し、植民次官チャーチル氏が、極めて丁重な歓迎の言葉を述べた。

労働派議員激昂 英国上院は、外国人労働者の英国入国を禁止する労働法案を否決した。

平和の臣僕 18日上海経由ロンドンロイター社発

訪英中であるドイツの市会議員代表者の為に、80のクラブが連合して、ツイードマス市に於いて、盛大な歓迎会を催した。植民次官チャーチル氏が、次の様な極めて丁重な歓迎の言葉を述べた。

我ら英国人は、偉大な独逸国民に対して、本当に親愛の情を有し、且つ忠実な平和の僕を以て自任するウイルヘルム陛下の帝業に敬意を表する。

解説:ドイツは8年後の1914年第一次世界大戦を始め、その時チャーチルは海軍大臣であった。

労働派議員激昂 同上

英国上院は、外国人労働者の英国入国を禁止する労働法案を否決した。その中には、討議なく下院を通過した同盟罷業に関する規定もあり、労働派議員は非常に激昂して、上院は何時まで国家に対して、全く無責任な地位に立つのかとの質問を下院に提出した。