日露英独 佛国前海軍大臣ラネツサン氏は、露国に対して、ドイツに唆されて再び極東に於いて日本と戦端を開いてはならない
露国議会強硬 国民は、国事犯罪人が一人も漏れなく大赦を与えられん事を渇望する。
日本視察 約30名の新任提學使は、来月10日、日本に赴き、学務を視察の上、各々その任地に赴く予定である。
日露英独 17日ロンドン特約通信員発
パリー来電―佛国前海軍大臣ラネツサン氏は、次の様な意見を公にした。
露国に対して、ドイツに唆されて再び極東に於いて日本と戦端を開いてはならないと戒め、日本は露国が同方面に手を伸ばす事を黙認せず、且つ英露両国の利害は独逸のそれと概して相反していると述べた。
露国議会強硬 17日上海経由ロンドンロイター社発
露国議会に於ける、勅語に対する奉答案は、徹頭徹尾、強行、不屈の言葉で奏せられている。その結末では、国民は、国事犯罪人が一人も漏れなく大赦を与えられん事を渇望する。この際、この事は決して避けることのできない事である。
日本視察 17日北京特派員発
各部から上奏した提學使(各省の教育を掌る視學官であり、従来の學政使に代わる者)の視察の上奏は、裁可され、約30名の新任提學使は、来月10日(清暦)当地を出発して、日本に赴き、学務を視察の上、各々その任地に赴く予定である。