明治39年5月6日(月)

英土紛議と独逸 英国とトルコ両国の間に紛争が起こる場合にトルコ帝が、ドイツの援助を期待する謂われが無い

支那労働者問題 帰国を希望する支那人労働者に対して、金銭上の援助を与える

満州解放と米国 奉天府並びに安東懸は、米清条約により解放予定の地方である

長江航路と佛国 重慶と宣昌間の曳船航行権を佛国人に許可されたい

英土紛議と独逸 5日上海経由ロンドンロイター社発

スタンダード新聞の報道によれば、駐英ドイツ大使メテルニッヒ男爵は、英国とトルコ両国の間に紛争が起こる場合にトルコ帝が、ドイツの援助を期待する謂われが無い旨を英国外相サアー、グレイに通告した。

支那労働者問題 同上

帰国を希望する支那人労働者に対して、一定の条件のもとに、金銭上の援助を与える旨の布告が、南アの鉱業地に於いてなされた。

解説:1月12日の新聞に「南ア支那人問題」と題する関連記事があり、1万4千人の支那人労働者が足止めとなっている。

満州解放と米国 4日北京特派員発

米国公使ロックヒル氏は、奉天府並びに安東懸は、米清条約により解放予定の地方である為、その期日についての協議をされたく、又居留地以外にも外国人の居住を許可されたいと外務部に照会した。

長江航路と佛国 同上

佛国代理公使は、内水航路汽船規則により、重慶と宣昌間の曳船航行権を佛国人に許可されたい旨を外務部に要求した。