明治39年4月6日(土)

満州に於ける露清 清国の抗議が再三行われたにも拘わらず、露国の満州撤兵が、遅々として進まない為、露清間の関係は非常に切迫している。

支那人排斥法改正 支那人排斥法を修正し、支那人の合衆国への入国に対して課せられたあまたの無用な制限を除去した。

満州に於ける露清 サンフランシスコ特約通信員発(5日接受)

清国の抗議が再三行われたにも拘わらず、露国の満州撤兵が、遅々として進まない為、露清間の関係は非常に切迫している。

露国軍隊は、支那農民に対して、種々の暴虐をほしいままにし、強制的に軍隊用の書工事に使用しつつある。

清国側に於いては、リネウイッチの後任者クロアコフ将軍は、甚だしい侵略政策を取るものと認めており、露清両国軍隊間の衝突が何時か必ず起こると思われる。

支那人排斥法改正 同上

商工務卿メットカーフ氏は、本日支那人排斥法を修正し、支那人の合衆国への入国に対して課せられたあまたの無用な制限を除去した。これは、大統領ルーズベルト氏及び陸軍卿タフト氏の同法に対する十分は支持があった為と信じられている。