独逸皇帝の勧告 貴国は諸々の事を必ずしも他国の施政(日本を意味しているのか)に倣ってはならないと語った
露清協商のその後 露公使は、満州軍と連絡して、探検隊を派遣して、北満州の鉱山を調査している
独逸皇帝の勧告 27日北京特派員発
独逸皇帝は、支那公使を謁見の際、現情勢は軍備の増強を必要としていると説き、貴国は特に必要であると論じ、且つ国家にはその国の主義があるべきで、貴国は諸々の事を必ずしも他国の施政(日本を意味しているのか)に倣ってはならないと語ったと遣外大使から26日、来電があった。或いは独逸が清国に対して、軍事上相当の助言を与えると宣言したと述べる者もいるが、この事情を誇張しているものと想像できる。
露清協商のその後 同上
露清協商は、依然として中断されたままである。外務部は、数回談判の開始を催促したけれども、露公使は、風邪との口実により、会議を拒絶している。その実彼が元気である事は、世人の知っている事である。彼が満州軍と連絡して、探検隊を派遣して、北満州の鉱山を調査している事は事実であり、会議の延期は、これに関係ありと思われる。