明治39年3月27日(水)

独逸議会と遠征費 独逸帝国議会は、、独逸領ダマランドへ派遣する増援隊の為に1525万マルクを支出する事に同意した。

北満州自営運動 黒竜江省及び吉林省の財界の有志が大会を開いて、鉄道、鉱山、森林及び航運事業を両省民の資本を以て経営すべきであるとの決議を行い

独逸議会と遠征費 26日上海経由ロンドンロイター社発

独逸帝国議会は、予算委員会の議決どおり、独逸領ダマランドへ派遣する増援隊の為に1525万マルクを支出する事に同意した。なお委員会は、出来得る限り速やかに軍隊を撤兵する必要性を勧告した。

解説:ダマランドは、当時は独逸領南西アフリカであったナンビアにある。

北満州自営運動 26日北京特派員発

黒竜江省及び吉林省の財界の有志が大会を開いて、これら2省の鉄道、鉱山、森林及び航運事業を両省民の資本を以て経営すべきであるとの決議を行い、25日外務部及び商務部に対して、この決議を電報し、且つ露国は無論その他の列国からこれら2省の利権を要求する者がいるならば、断固として拒絶されたい、尚この事業に対する資本は、決して他国の助力を借りなくても、十分に調達する見込みがあり、本件については既に委員を上京させたので、詳細は委員から聴取されたいと電報をしてきた。