モロッコ会議の昨今 露帝は両国の関係が平和でなければ、必要とする外債を佛国に、到底求める事が出来ない。その為会議が無事に解決することを望んでいる。
南昌事変の佛国 佛国公使は、巡撫(じゅんぶ)の免職と損害賠償を要求した。
モロッコ会議の昨今 2日上海経由ロンドンロイター社発
アルビンノスに於いては、一般に有望な感情が見られるが、しかしモロッコ会議は一向に進展しない。
現在各種の勢力を利用して、頻りに佛独両国を接近させようとする者がいる。その顕著な一例は露帝であり、露帝は両国の関係が平和でなければ、必要とする外債を佛国に、到底求める事が出来ない。その為会議が無事に解決することを望んでいる。
南昌事変の佛国 2日北京特派員発
佛国公使が先月23日、南昌地方の民心が不穏であると警告した際に、外務部は外国人を十分に保護すべしと警告したにも拘らず、25日に暴動が発生した。そのため佛国公使は、巡撫(じゅんぶ)の免職と損害賠償を要求した。