明治39年3月1日(金)

モロッコ警察問題 佛国委員は、独逸の代表者にモロッコ警察問題は、公開の会議に於いて決定されなければならないと告げた。

大使信任状の提出 日本大使林子爵は、昨日王室から差し遣わされた馬車で参内

佛国委員の宣言 佛国委員の提言は決して通商及び経済上の均等主義並びに門戸開放を排除するものではない。

モロッコ警察問題 27日ロンドン特約通信員発

アルゼシラス来電―モロッコ会議に於ける佛国委員は、独逸の代表者に次の様に告げた。モロッコ警察問題は、公開の会議に於いて決定されなければならない。下調整の段階は既に、完全に終了しており、この上話合いの余地は無い。

大使信任状の提出 28日上海経由ロンドンルータス社発

日本大使林子爵は、昨日王室から差し遣わされた馬車で、館員を従え参内し、大使の信任状を奉呈した。王は最高の儀礼を以て大使を接見された。

佛国委員の宣言 同上

アルセシラス来電によれば、佛国委員レバール氏は、佛国委員の提言は決して通商及び経済上の均等主義並びに門戸開放を排除するものではない。これらの問題は十分に今回の会議で討議されるべきものであると考えると宣言した公文を独逸委員ラドウイッツ氏に送付した。