明治39年2月26日(月)

佛国外相の宣言 佛国は平和を希望するけれども、その平和は佛国の権利及び威厳の保持を伴う平和でなければならない。

米国陸海軍整備 米国陸軍卿タフト氏は、に強力な陸軍を組織するよう主張し、又同国海軍省はドレッドノート型の最大戦艦を入渠させ得るよう、ポーツマスのドックを改修する

佛国外相の宣言 25日上海経由ロンドンルータス社発

佛国首相兼外相ルーネー氏は代議員会に於いて、モロッコ問題に関する佛国の政策をについて、語気鋭く次の様に表明した。

佛国は平和を希望するけれども、その平和は佛国の権利及び威厳の保持を伴う平和でなければならない。

米国陸海軍整備 同上

米国陸軍卿タフト氏は、モンロー主義を遂行する為に強力な陸軍を組織するよう主張し、又同国海軍省は前任者の計画を踏襲し、ドレッドノート型の最大戦艦を入渠させ得るよう、200万ドルの経費を投入し、ポーツマスのドックを改修する事を決定した。