自由党と南ア トランスバールに於ける現在の制度は英国の主権を危うくするものである
ウラジオの第争闘 24日夜9時からコサック兵と日本から帰還した兵士との間で闘争が起こり、コサック兵によって死傷した者1400名
自由党と南ア 27日ロンドン特約通信員発
ブレトリア電報によれば、トランスバールに於いては自由党の方針が一変した事を怒り、トランスバールに於ける現在の制度は英国の主権を危うくするものであるとの説が非常に勢いを得ている。
ウラジオの第争闘 (長崎)
25日ウラジオ発、当地露人への通信によれば、24日夜9時からコサック兵と日本から帰還した兵士との間で闘争が起こり、コサック兵によって死傷した者1400名で、その三分の一は病院に入ったがその他は道路に横たわっており、死者の血潮と積雪が混ざって、その惨状は言葉に表す事が出来ない。
ハルピンからの汽車が途中で行方不明となっていたが、暴徒によって爆破されて、川に落ち、3千名の死傷者があった。民心の動揺はその極に達している。